NO.038 Sinkichiとの福岡から

May 17, 2010

20100517

久々の更新。
細かい情報の流布はTwitterで出来ますが、
伝えたい事をあの文字数でまとめるのは難儀です。

先週末は福岡親不孝通りにあるKieth Flack福岡にて
DJのSinkichiを迎えてCrosspointを開催しました。

彼とはもう15年くらいの付き合いになります。
最初の出会いは自分が19くらいから21くらいまでやっていた
バンドEveilpowersmeの京都でのツアーで今でもある
ライブハウスWoopiesになります。
彼はその当時その店のスタッフでもあり、
自身が参加するBandでシンセを担当しつつ、
Based On Kyoto等をやっているDJ/トラックメーカー
Daichiと『真空』というアンビエントPartyもオーガナイズするDJでした。

その当時僕もバンドをやりながらDJをし、自身のParty
Rhythm Freaksもオーガナイズしてました。特に気にはしてませんでしたが、
まだその当時バンドをやりながらDJをする人間はかなりめずらしく、
ライブハウスでは『DJなんかやってんだー』なんて軽薄なイメージを持つ
ニュアンスでひやかされたり、クラブでは『へーバンドやってるんだー』
なんて、時代遅れみたいなニュアンスであしらわれたリ、と
まだライブハウスとクラブの関わりも薄く、
お互いに嫌悪してる雰囲気さえありました。

その当時のメンバーは現在9dwというバンドをやっているサイトウケンスケと
以前NXSでもドラムを叩いていたコウジ(彼は今は9dwのサポートドラマー)と
サポートギターで、自分を含め4人で車1台で東京から夜中に出て、朝京都に到着。
東京の知り合いのバンドから紹介されたのですが、京都ではその当時
誰も知り合いはいなく、
当然早朝にライブハウスが開いている訳も無く、横の八坂神社のベンチで男4人
顔に蟻が這うのに我慢しながら寝る。という、なかなかのものでした。

ちなみにその当時の音はオルタナ的な部分とサイケデリックな部分を狂気という
フィルターで激しくぶつけるような音で、特に今の自分がやっている音とは
表面的には繋がりは無いかもしれません。
ただドラムのやつがLed Zeppelinのジョンボーナムが好きだったので、野人的な
トライバルな雰囲気は何処かにあったと思います。

前述した通り、まだバンドをやってる人間でクラブ的な音を好む人間は少なく、
その当時のメンバーはHip HopやJungle,Techno,House,etcを音楽的にまったく
興味が持てなかったらしく、そこらへんでバンドがその数ヶ月後に解散した
原因にもなりました。

前述したSinkichiは、そういう状況の中、広く、数多い東京の音楽シーンの中でも
見つけれなかった、感覚を共有出来る仲間として瞬間的に繋がったのは、今でも
印象的な出会いです。その後Softのメンバーや,その周辺の関西シーンと深く
連動していくVitamin Qやcommaレーベル、ボアダムス等とリンクもしていき、
独自のシーンが形成されていった感じもします。
彼ともその後も深い関係を継続し、この15年近くの間で関西には
多くの友人出来ました。

そのバンドのツアーはギャラも無く、交通費も無く、宿も無く、飯も自腹だった
劣悪な?ものでしたが、得るものは本当に大きいものでした。

現在彼は沖縄に移住して3年になりますが、現在話題沸騰中の
基地問題等Punk上がりの精神で積極的に活動を行っています。

DJもアンビエント等も通過した流れのいい意味で安定したトーンを維持する
ストイックなダンスミュージックをやってくれました。

その週末のpartyの次の日は僕が敬愛して止まないペシャワール会の
中村哲氏の講演があると聞き、(残念ながら今まで生で氏の言葉は聞けた無かったので)
期待して望みました。結果は期待以上の感慨深い講演でした。

講演自体は(ギックリ腰にも関わらず)3時間近くの濃密なもので
河合塾という予備校で行われたのもあり若い学生達がほとんどで、
5−600人くらいいたのでしょうか。
基本ペシャワール会としての活動、歴史、体験談等から
質疑応答まで、内容の濃いもので、後半は氏の生い立ち
(作家の火野葦平は母方の叔父(妹が中村の母)。外祖父で若松において
港湾荷役業を営んでいた玉井金五郎が映画『花と竜』のモデルとなった)
とも関係あるのか『欧米列強』という言葉矢『日本男児とは』等の
言葉が連発される、かなりの熱いものでありました。

後半沖縄基地問題にも触れた時、僕が最近悶々としていた思考を
クリアにするような意見が聞けました。
それはTwitter等でも沖縄の基地問題の情報を流すのですが、反応も薄く、
日本から基地が無くなったら、すぐ何処の国からか攻められてしまうのでは?
みたいな意見も聞きます。
こういう状況に関しては、それぞれのリアリティーによって認識、意見が
それぞれ違うのが当然なのですが、僕は沖縄にも15歳から、いきなり
ひめゆりの塔など悲惨な,凄惨な沖縄戦の歴史も勉強させられていた事、
その後も音楽を通して,何回もDJをし、ネイティブ、移住者ともに友人も多く、
基地の近くまで行き、そのフェンスの向こうはアメリカでその中では、
(レイプがあろうが、核を隠してようが)日本人は干渉出来ず、もっと言えば
銃をこちらに向けられている現状なのです。

その現状に対するリアリティーがなく、TVや新聞等でしか『世界』というものを
観れない人達に取っては,中国や韓国、北朝鮮、ロシア等に疑心暗鬼,
もっと言えば嫌悪感を植え付けられて、軍需産業に対して肯定をする
考えの人が多くなっているのを日々感じます。

となりの家や、となりの部屋を悪人だと決めつけ、恐怖におびえ,銃やナイフを
完備しなければ夜も寝れない,という感じでしょうか。

薬品会社、保険会社、そして軍需産業は人の恐怖と不安につけ込んできます。

もちろんすべての会社が,そういうものだとは言えませんが、まさしく欧米列強の
会社には、マクドナルドやスターバックス含め、その土地に対して,その住民に対して
愛と敬意を持ってそこに進出して来たものではなく、その土地の(小さくとも)
独自の文化を根絶やし、薬品漬けにして、武器を持たせ隣人を疑う、
そんな世界にしようと日々世界中で活動を行っているという考えは,
自分なりに世界を歩き,話を聞き感じた結果であります。
決して本や映画や,ましては新聞やニュースやネットで
感じた事ではありません。パラノイアと片付けるのは簡単ですが、日本全国に
散布されたコカコーラの販売機1台が小さな一件家1、5倍分の電力を食うのに
今だに誰も来ないような農村にまで造ろうとし、それに全く文句も言わず、
電力が足りないと原発を推進する政府は、そこで働く?議員達の
重要な資金源を提供している電力会社、薬品会社、土建会社、そして軍需産業なのは
調べればすぐ分かる事実です。

中村哲氏も語ってくれましたが,出来るだけの非武装にやる、独立国としての
当然の自治。自分の事は自分で守る、自分の家は自分で守る、自分の国は自分で守る。
誰かに守ってもらおうという甘い考えがこの日本に根深くあるのは、
敗戦からのトラウマなのはしょうがないですが、
改めて氏の言葉から自分の国は自分で守るのが普通の事だと聞かされた時に,
前述した疑心暗鬼と恐怖と不安に苛まれた今の自分の周り、
そして国全体の考えを一度リセットする単純明快な言葉だと思いました。

勿論氏は武力での問題の解決は100%否定しています。勿論核もです。ですが
誰かの陰に隠れて、こそこそやるような奴は男じゃない!と言い切っていました。

かっこよすぎる。。そういう任侠の世界は今日本には、欠如していますし、
反対に言えば一番日本人たる精神性の重要な根幹が失われているのは事実でしょう。

今政治家と名乗る集団の中で、そのような任侠を感じさせる人間がどれだけいるのか。

話が国粋主義者的ではありますが、あらためて自分の家族の繁栄、地域の繁栄、
国の繁栄地球の繁栄を真に望むなら、前述した考えは避けては通れないでしょう。

自治。

また氏は『とにかくこういう時代だからこそ、気だてよく生きる事が
なにより重要だ』とおっしゃっていました。
それもまさしくそう思います。

知能が高いとか,攻撃力があるとか、
モノをたくさん持ってるという事で,その生命の価値を、ランクを決めつけるような
発想が今の現代社会,特に西欧圏では通念になっています。

その発想がイルカは知能が高いから。。とかという発想の中、かたや知能が低い?
生命体をないがしろにしています。

これは
ひとえにダーウィンの進化論に則った、人間が生命の進化の最終形態で、
万物の長であり、知能が一番高いから偉い。
というキリスト教的な考えが根幹にあるのを感じます。

この考えに沿うと、どのような世界になるのか。

悲しい,冷たい世界を想像してしまうのは自分だけでしょうか?

もし違う発想で生命体にランクをつける。。

例えば、その気立ての良さ、いわゆるVIBESでそれを考えた時には
象やキリンなど(もちろんイルカも、、)どれだけ幸福なコミュニティーと
生活を持っているのでしょう。。

政府やメディアは国益、国益というが

真の国益とはその国民達が幸福である事

という言葉も氏からありました。

まさしくそう思います。

長くなりましたが、また次回に。

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