NO.047 東京に戻ってきました。

Dec 16, 2010

久々の更新です。 Twitterで経過をゆっくりと報告していましたが、 約8年間住んだ福岡を離れ、再び故郷である 東京にバイクで!戻ってきました。

へたすれば月に3回も東京に飛行機で DJ等をしに行く事もある自分が、 あえて、これからの決意も込め、この冬の 極寒のなか福岡から東京までの約1400Kmを オフロード車で完走をしてきました。

一部ではマゾ、気違いと言われてもおかしく無い、 狂った行為だとは自分でも承知しております。。。

以前からこのコラムで語らせてもらっているように 9.11の影響でアメリカNYに住むビジョンを変え、 日本を、日本の文化を知るために、福岡に移住した この数年のある意味総決算であり、新たな挑戦に向けての 決意を固めるための行為でもありました。

とは言っても、各地で知り合った仲間達との再会の宴を 朝まで繰り広げる事もしばしば、、、

バイクから降りれば、そこには暖かい抱擁が待っていたのです。

かれこれ音楽で生活して15年近くになりますが、 まさしく15年近くの付き合いのある友が日本各地に居る事は 何よりの財産だと思っています。 今回時間や予定の都合で残念ながら寄れなかった土地も多々ありますが、 気持ち的には今までDJとしてLIVEとして行った事のある土地は 改めてバイクで行ってみたいとも思いました。

車でも福岡ー東京は敢行はした事がありますが、やはり 音の無い、窓の無い、何からも守られてない、まさしく むき出しの乗り物で日本の風土を感じるのは、おこがましいですが 東野物語の柳田邦男的な民族学の影響でもありました。

基本福岡から3号線ー山口から2号線ー 関西から1号線。 この様に国道が造られている事も、高速道路しか 使ってなかった自分には、新たな発見でしたし、 有名な東海道五十三次も、数百年前の 江戸時代の名残も感じれたり、先日出した自分のアルバムでも 書かれていた『失われた記憶を取り戻す』という 自分なりなムーブメントでありました。 (ちなみにMovementは引っ越しの意味もあります、、)

今年は大作を2つ仕上げたので、自分的には一段落していて、 今回の旅を決行するのにはナイスタイミングでした。 (気温は置いておいて、、)

ともかく今回お世話になった 山口のタカヤaka宇宙感覚Takuwan、 京都のSOFTファミリー、Japonica、 名古屋のAttame,Zukky、浜松のGaxiファミリー、 二ノ宮の彫鼬akaタイチファミリー、 お世話になりました。 本当にありがとうございます。

この数年でもっともキツかった体験ではありましたが、 皆さんのおかげで、精神的にも暖かさを感じ、 そのお陰で、その廃棄ガスまみれの、突風の中の 旅も決して苦痛なものではなく、実りあるものでした。

ここで話は脱線しますが、自分がまだ21−2の時に DJとして山口の宇部に呼ばれ、その日のPartyが終わり、 オーガナイザーの友人に連れられ、古びた銭湯に連れて行かれました。 そこには老人が2人くらい居たと思うのですが、その一人の老人は 入れ墨だらけの自分の外見等気にせず、なぜか戦争の事を話してくれました。

その名も知らぬ老人は言うのです。

『私は戦争に行って本当に良い体験が出来ました』 と。

その理由は その当時の日本ではめったに食べられない、バナナなどの 果物を食べれたり、日本では見られないような綺麗な花を 観れて良かった、と言うのです。

その時、 こういう人をアーティストと言うんだな、 と強烈に思わされました。

地獄のような戦争の状態で花を綺麗だと感じ、 果物をおいしく食べれる、その感性がアーティストだと思います。

ほとんどの人が、苦痛を感じ、状況を呪い、引き裂かれた 自分の境遇を悲しむ事が多かったでしょう。

別にアーティストだから偉いとか、言うつもりはありませんが、 今回の旅で寄った、京都の金龍寺で感じる、落ち葉や枯れ木、 苔や石に美を感じる感性が芸術性だと思います。

もしそこに美を感じなければ、ただ僕らは飯を食って、糞を出し、 寝て、ただ子孫を創るだけになります。 それもベーシックな事だとは思いますが、やはり個人的には そのある意味、生きるという行為にとっては無駄な行為にこそ 重要な意味を感じます。 そしてその感性を持っている前述した名も知らぬ老人は、その後の 自分の人生観に多大な影響を与えました。

今回の旅でも苦痛の中、美や喜びを感じようと努力?しました。

ともかく これから再び東京から各地に向かいます。

そして 今まで暖かく迎え入れてくれ、多大なサポートをしてくれた 福岡の皆さん、そしてその土地そのものの自然にBig UP! 感謝の言葉は語り尽くせません。 福岡で学ばせてもらった事は、あまりにもあり過ぎます。

もちろん これからも家族共々皆さんにお世話になる事になります。

今後とも宜しくお願いします。

大きな流れの中で。。

20101216

PS

来週12/22には絵本Tamが発売になります。 ここにも今までの集大成が見られます。

是非手に取って、音を感じてください。

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