NO.057 釈放されてからのコメント

Jul 20, 2011

さて前回からの続きになります。
このコラムをご覧の皆様は、
様々な形で『噂』をご存知かと思いますので、
躊躇無く説明させて頂こうと思います。

まず何故自分が東北に向かったかについては
前々回のコラムを参照にして頂き、
問題の六ヶ所村絡みのレポートから始めたいと思います。

この六ヶ所村という名前をいつ聞いたか、
おそらく10年以上前になるでしょう。

その後、坂本龍一氏やShing02等も参加して話題になった
STOP ROKKASHOやまだ残念ながら観れていませんが、
六ヶ所村ラプソディー』の情報等で、より興味を持つ様になりました。
(数年前に奄美の名瀬の古本屋で購入した
下北半島の悪魔』広瀬隆著は決定的でした)

原発そのものについて興味を持ったのは、間違いなく
チェルノブイリの事故からです。
様々なアーティスト等もこの話題を取り扱ったと思いますし、
その当時の有力な情報源であった『宝島』という雑誌も多大な影響になりました。

その当時、チェルノブイリというソ連という国からも、
こんなに離れた日本でも
飛来すると言われた放射能に、
多くの人が不安を覚えたのは間違いないでしょう。

今のこの状況(福島の原発の事故はチェルノブイリ以上の被害だと
公式にも言われている状況)で
反対に言えば、日本からの放射能がロシアまで届くというのは当然という事ですね。

ちなみにチェルノブイリでは700kmの範囲が『危険地帯』と言われていたので、
少なくとも日本の中では福島から広島までは射程圏内という事でしょう。

そこまでが『危険地帯』という事です。

先ほどの『飛来する』という事だけで言えば、福岡はもちろん、沖縄も、
はてやロシアまで届いたという事でしょう。
逆の方向ではハワイまでも。。。

さて、そんな危険だと10代前半から否応無しに、知ってしまい、
我が家では父親が買ってきた広瀬隆氏(最近東電と政府を訴えたらしい!
の本が本棚にあったという状況で、
多感な十代、成長期を過ごし、こんな大人になってしまいました。

話は飛躍しますが、今回私は『建造物侵入罪』という罪状をかけられ、
わざわざと言っては何ですが、青森県 上北郡 野辺地にある野辺地署(青森自慢の綺麗な警察署ですね!そこらのホテルより立派です!)から
刑事6人が新幹線に乗って、東京にある私の自宅までいらっしゃいました。

彼らは捜査令状をつきつけ、私の部屋を家宅捜査、証拠品?を全て押収、
その日中に青森に護送するのが時間的に無理だという事で、東京の某警察署で逮捕、
そのまま留置所に叩き込まれました。
時間も遅いという事と、弁護士の名前を直接言えないという事で、
弁護士には連絡させず、まさしく有無を言わさず、
檻(おり)の中に入れられたという状況でした。

ちなみに携帯などすべての所持物を取り上げられた状況で、知人にも連絡出来ず、
自分の記憶の中にある弁護士しか呼べない、と言われても、
普段から弁護士の人とつきあってる訳でも、
普段から弁護士にお世話になってる訳でもないので、名前等言える訳も無く、
最初から『不条理』であり、『強制的』でした。

初めての留置所で寝かされ、檻(おり)と手錠いうモノの圧力と言うか、
絶対的な『力』を感じざるを得ませんでした。

朝、早速、近くのホテルで休んだ野辺地署の刑事達に再度、手錠をかけられ、
車(綺麗な大型バン、レンタカー)に乗せられ、東京駅へ。

普段から東京駅はよく利用しますが、いつもとは違う出入り口から、
手錠をかけられ、腰に巻かれた縄をまるで犬の散歩の様に、刑事が握っています。

まるで奴隷にさせられた気分です。

いくら手錠のまわりに布のガードの様なものをかぶせているとはいえ、
周りの人も背広の男達6人が、縄でつながれた
自分の様な男を囲んでる状況は、どう考えても異常であり、
明らかに犯罪者として、自分を観てる熱い?視線を感じざるを得ませんでした。

新幹線に乗ると左右を刑事に、後方を4人に囲まれ、
手錠をしたまま、新幹線で目指す青森。

数えきれないほど新幹線は乗りましたが、もちろん初めてのケースで、
もちろん違和感たっぷりでした。

青森八戸駅に着くと、すでに待機していた制服の警官、スーツの警官等数名が加わり、
映画『ハンニバル』のレスター教授を思い出さざるを得ない、超VIP護送。。。

周りの皆さんも思わず?道を譲ってしまう、物々しい雰囲気で、
まさしく鳴り物入りで駅を出て、
待機していた車、数台が署まで私一人の為に運んでくれました。

さて私が何をしたかと言いますと、
前回のコラムでも書いた様に、映画『ホピの予言』を上映しながら、
DJをし、青森県弘前市で行われている『ねぷた祭』の関係者に、
今後自分が考えている内容を相談する、
という事と、日本で一番危険な土地と言われる六ヶ所村の状況を観に行く、
という課題を課し、
バイクで東京から北上し、その折り返し地点でもある六ヶ所村を目指す上での、
一番分かりやすい建物として数十キロ先からも、
ひたすら電柱に打ち付けられた看板に記載された
六ヶ所村げんねんPRセンター』  という建物を前指し、到着し、
『反原発』などと書かれたステッカーを数十枚貼った、という事なのです。

何故六ヶ所村が日本で一番危険な場所かというのは、
私のTwitterでもアーカイブしてありますが、
何個かご覧になって参考にしてください。


六ヶ所再処理工場 ウラン試験 
六ヶ所村:使用済み核燃料の税金 6倍に

六ヶ所村 原発使用済み核燃料再処理工場内部
放射性廃棄物はどこへ?

続 放射性廃棄物はどこへ?
放射性廃棄物の地層処分 その1

放射性廃棄物の地層処分その2

さまよう高レベル放射性廃棄物 #1

さまよう高レベル放射性廃棄物 #2

「六ヶ所村問題」編 田中 優 氏 未来バンク事業組合理事長

六ヶ所村ラプソディー ダイジェスト 菊川慶子 鎌仲ひとみ

原子力発電所及び原発関連施設 放射性廃棄物の処理

六ヶ所再処理のガラス固化

六ヶ所村ラプソディー予告編 Rokkasho Rhapsody

再処理マンガ「六ヶ所事始~六ヶ所村再処理工場が出来るまで~」




再処理マンガ2「Never too Late~海編~」

Road to Rokkasho 再処理を止める旅

ご存知の通り、3.11に発生した地震により、津波が起こり、
もの凄い広範囲で、もの凄い数の
『生命体』と『モノ』が破壊し尽くされました。

その中で『原発』という『人』が作った『建物』も例外無く、差別無く、
自然の力で壊されました。

ただ壊れるだけなら、そこらの『モノ』と一緒ですが、
原発はそうはいきません。

その中には、とてもじゃないが、『外』に出せない、見せれない
危険な放射能が詰まっているからです。

それは物質によりますが、何十年、何百年、何千年も残ってしまい、
そこで今までの様に多くの生命体は生きていく事が不可能になります。

何故危険と言われるか、何故弱い、若い生命体の方が被害が多いのかは、
自分で是非調べてください

それら原発で、『一応』電気を造る為(実際は別の理由があると言われます)に
使われたウランの残りカスをプルトニウムに変換したり、
リサイクルという意味をはき違えた作業をやる為に、
わざわざ、膨大な人件費と、膨大なコストをかけた資材を投入し、
テロ?を恐れながら厳重に護衛して、巨大な船に乗せ、
青森のむつの港を目指し、
そこに着くと、

巨大なトラック使用済み燃料.ガラス固化輸送車両に乗せ、
民家も抜けて、いざ六ヶ所村へ。。。

そこには六ヶ所再処理工場
があるのです。そしてそれ以外にも様々な施設が、目白押しなのです。。。

4月末に訪れた福島県南相馬、宮城県石巻、南三陸、気仙沼、岩手県陸前高田などの
被災地に行き、ボランティアをし、その状況を直に、
この『目』で確かめたのは、

何においても、出来る限り、自分で確認し、判断する。

という考えに行き着きました。

『誰か』の報道はあくまでも、『誰か』の視点が介入し、
『誰か』の意思が介在するからです。

つまり全てのメディア(新聞、テレビ、ネット、人の噂)は『誰か』の意見なだけで、
それを『事実』や『真実』と勘違いしてはいけないのです。

その花の色を緑と伝える人もいれば青と伝える人もいる。
それを臭いという人もいれば、良い香りだという人もいる。
それが美しいという人もいれば、そうでないという人もいる。

そんなものは存在しない。という人さえいる。

それが良いのか、悪いのか、誠実なのか、そうでないのか、
美しいのか、醜いのか。。。。

判断するのはあくまで自分でする。

それが六ヶ所村に行く上での、重要な理由でした。

今まで、様々な土地に行き(多くはアポ無し、、)、
その場で会うべくして、会った人達とレコーディングをしてきましたが、
それらの一期一会というものを、私は信じて疑いません。
なので今回の東北へのツアーも様々な出会いがありました。

すべてに意味はあるのです。

今回の逮捕も含めて。

結果的には逮捕から78時間『拘留』され、
警察が裁判所に申請して10日間の拘留延長を申請、それを2回。

合計21日間、強制的に手錠をかけられ、檻に入れられ、
接見(他者と会う事、話す事)を完全に禁止され、
略式裁判で罰金を払う事を認めなければ、
起訴(裁判を起こす)をすると脅され、
その状態で保釈金で保釈する事も無理だろうと脅され、
結果20万円を検察庁に納め、国庫にその金が流れたという結末?でした。

多くの人は体験する事も無く、人生を終えれるだろう、
『投獄』
といものは、今も世界中で行われているでしょう。

それが正当なものか、そうでないか関わらず。。。

投獄されなくても良い人達がされ、投獄されるべき人間達がされてないのも、
また事実でしょう。

今回の事件では私は、事実そこにステッカーを貼った事を認めていましたが、
その経緯、理由、証言含め、それが罪状として成立しないと、分かったら、
次には『業務妨害』という罪状を追加してくる。

それは明らかに、その場の『行為』を判断、調査するのでは無く、あくまで目的は
『逮捕』して名前を『公』に出し、見せしめにして、”絶対に”『有罪』にして
『処置』をするのが目的だったようです。少なくとも警察/検察にとっては。

これは推測では無く、担当した刑事から、『被害届け』を出した
げんねん』からの文章を見させられたからです。

そこには
『今回の事件の実行者を厳罰に処してほしい』
と書かれていたからです。

すでにここまでで、長ったらしくなりましたが、また続き、
その『中/内部』での取り調べ、彼らとのやり取りを、
次回、語らせて頂こうと思います。

手錠をつながれた状態で直接会った人数は2−30人ですが、
一期一会』のもと、出来るだけ話しかけ、彼らの意見を、考えを聞こうと、
自分なりに努力してみました。

理解出来たかは別ですが、、

また近々に。


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