NO.131 ハンガリー、ジプシー、バルトーク、クリストファー

Nov 05, 2016

もう10年ほど前に京都在住のトランペッター/映像作家のクリストファーと、今は亡きレコード屋ジャポニカでのライブ前日に店で偶然?出会い,いきなり意気投合。

次の日には自分の楽曲でセッションをした。
後日、彼の家に招かれ、すぐにレコーディング。
(奥様が前衛舞踏家で、そのスタジオにて)
終了後もう既に70歳近い彼にワインをたっぷりと呑まされながら笑、
『あなたはこのヴァルトークの音楽をもっと聴いて音楽性を高めなさい』と言われ、
実際もの凄いメロディーの応酬で圧倒され感動した。
その後日本のみならず何処に行ってもヴァルトークのこの曲を探し求めた。
数十枚は買い、よく聴いた。
最近読んでいたジプシーの本の中にも、ヴァルトークの
ハンガリーにおける民族音楽、民謡の収拾の話が出て来たので、久々に聴いている。
その本によると、
ハンガリーの多数派であるマジャール人とは意外にもアジア系だったり、
ジプシー含めスラブ系等混合された文化が育んだハンガリーの音楽の豊かさにヴァルトークはいち早く気づき、共鳴していたのだと思う。
いわゆるクラシックというとバッハを頂点としたウィーンの、
いわゆるヨーロッパなイメージだが、実際歴史を遡ると、
19世紀に活躍したヤーノッシュビハリというジプシー/ロマであるヴァイオリン奏者の影響で、
ハイドンやシューベルト、ウェーバー、ブラームスと蒼々たる面子が、
ジプシーの音楽の影響をそれぞれ楽曲に表現していたらしい。
確かにジプシーの〜という曲名は良く出てくる。
どの時代、どの場所でも、音楽家や音楽好きにとって、人種はさして重要じゃない。
 
しかし、その後ヨーロッパではナチスの人種政策等含め、
ただでさえ差別されてきたジプシーはユダヤ人とともに残酷な仕打ちを受けるのだが、、
 
ちなみにそのクリストファーと出会った時期10年ほど前、DJとしてオーストリア、クロアチア、スロヴァキアにも行った事がある。
スロヴァキアにはウィーンから電車で独りで向かい、200人ほどのお客さんの中、完全に1人の東洋人としてDJをした。
パーティーが終わった後に『あなたはまた絶対来なさい』と言われたが、それ以来はタイミング無く行けていない。
改めて何万人もいるスロヴァキアのジプシー/ロマの人達とも会ってみたい。
もしかしたらその黒髪の女性はそうだったのかもしれないが、、
 
ともかくこの韓国人であるチョンキョンファのヴァイオリンの演奏も本当に素晴らしい。

https://www.youtube.com/watch?v=4JzRkXBV61Q

眼をつむればまさかアジア人が演奏しているとは思わないだろう。
音楽とはそういうものだと思う。
 
前述したクリストファーとその当時録音した楽曲は下記に。
是非また一緒に作りたい。
 




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