アラブ音楽講座Vol.4
2014-07-13
Orbit (Sangenchyaya, Tokyo)

及川景子のアラブ音楽講座 Vol.4

2014年7月13日(日)

18時開場
19時開演
場所:三軒茶屋Orbit http://bar-orbit.com/

料金:前売    2500円(1Chai)
        当日   3000円(1Chai)
 
***40名限定での開催になります。
ご来場の方にもれなく及川景子のMIXCDが付きます。
 
(前売り 7月6日まで/予約はspace orbitにて。orbit1121@hotmail.com)
 
 
 
講師: 及川景子

助手: 宮脇"JAKAM"崇成
 

ゲスト: Nourah (dance) 他
 
 


中近東の音で辿る、トランス
私の中のスーフィー、魂の旅

 時がくれば鳥は歌を知らずともさえずり、花が自ずと花開くように、命からこみ上げてくる表現の衝動。そこには、この世が生み出された瞬間の「バイブレーション」が常に響き渡っている。

  音楽と踊りによって自我を消滅し、神と合一する儀式をもつスーフィー達は、音と踊りの中で、その「バイブレーション」と強く共振する。
 そこには、現代のクラブシーンにまで脈々と息づく「トランス」の媒体としての音楽の系譜が重なる。

 これまで本講で追って来た中近東の音を通して浮かび上がる、音楽の階層。娯楽と商業主義が席巻する現代音楽シーンの奥底に、人が最初に体験した表現衝動からはじまる、時空を超えて伝わってきた音楽の伝搬の道がそこには見て取れる。

 今回は、DJをはじめ、多くのミュージック・ラバーを魅了するトランスミュージックの源泉を探る視点から、中近東の多様で深遠な音世界への扉をひらき、その向こうに広がる、「音楽は最も崇高な芸術である。音楽が衰退した社会は、いずれ弱体化する」と言ったイブン・ハルドゥーン(1332-1406/イスラム世界最大の思想家とも言われる)も見た地平を眺望します。

1、導入-なぜスーフィーなのか

2、トランスの仕組み
イスラムと音/あらゆる分断と境界を超え、伝播し響きあう記憶、命の連鎖としての音楽/超越への階梯

3、スーフィー、その音楽
エジプトのタンヌーラ、トルコのメヴラーナ、モロッコのグナワ、ジャジューカなど、中近東およびイスラム圏に偏在するスーフィー達のトランシーな音楽

4、スーフィー、その言葉
オマル・ハイヤーム、ハーフェズ、サアディー、そしてルーミーたちの残した珠玉の言葉に見る、スーフィーの往く道

5、総括-ファナー
現代に生きるスーフィー達-音楽と踊りの果てに/ライブ演奏と踊り


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http://www.nxs.jp/





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