ZEN RYDAZ『ZEN TRAX2』
東京月桃三味線 Interview
ZEN TRAX2 参加曲

「CLOUDLESS MIND」
Voice : NAGAN SERVER
Shamisen : 東京月桃三味線 Flute : GORO




▷名前
東京月桃三味線

▷肩書き
三味線奏者

▷自身を一言で表すとしたら
-


Q:ZEN RYDAZアルバム『ZEN TRAX2』へ参加したきっかけを教えていただけますでしょうか。
A:J.A.K.A.M.氏からのお誘いです。


Q:送られてきたトラックを聴いたときの感想、そこにどのように演奏をのせようと思いましたか?
A:自分は京都の山奥の小さな集落で生活しているのですが、自然に囲まれた夜の山間部で聴いても違和感が無く、都会的でありながら自然の中にも溶け込み、いろいろな情景が浮かぶ曲だと思いました。
三味線の音に関してはできるだけシンプルに音数は少なく、元のトラックを聴いて浮かんだ夜の野外やフロアの情景に、山月や水の流れのイメージを所々に描き足すような感覚で音を添えていきました。


Q:レコーディングを行った際の感想を教えてください。心に残るエピソードがありましたら教えていただけますでしょうか?
A:自宅スタジオで録音する際に、トラックの音と同時に周囲の自然の音や気配を感じながら録音しました。
敷地内に山水を溜めて野菜などを洗うのに使っている水溜があるのですが、録音した音を家の外で確認していたところ、水溜に水が流れ落ちる音が曲に合っていたのでそれも録音して曲の最後に添えました。


Q:実際に曲が出来上がったときに聴いていかがでしたか?
A:最初に自分が録音した段階では弾いてない箇所の方が多いくらい隙間を意識した構成だったのですが、最終的にフレーズをループしてリフとして全体的に使用していただいたことで、より曲らしくまとまった印象になりました。
元のトラックから三味線、笛、ラップの順番に音が重ねられていく過程でも聴かせていただいていたのですが、インストの状態では情景の中に自分が入り込んでいる感覚で聴いていましたが、ラップが入ると中心にある声や言葉に向く意識が大きくなるので、より曲と対峙して聴く感覚になりました。他の曲に関してもどちらのバージョンにも良さがあると思うので、今回インスト盤も作られるとのことでそれも楽しみにしています。


Q:ZEN RYDAZはどのようなクルーだと感じますか? 各々のメンバーの印象を教えていただけますでしょうか?
A:-


Q:大場キャンプ場にて開催された「MOVEMENTS - ONENESS  GATHERING」でのライヴはいかがでしたか?
A:-


Q:「THAT  IS  GOOD」にてZEN  RYDAZのライヴを撮影をされましたが、ミステリーツアーに参加されてみていかがでしたか? 
A:野外フェスのような雰囲気の撮影で、気心しれた仲間との再会や新たな交流に心躍る時間でした。
普段はソロ活動中心の自分にとっては、コロナ禍の影響もあってみんなで協力して一つの作品を作るというのは貴重な機会だったので、特別な時間と空間を共有させていただいたZEN  RYDAZメンバーや撮影クルー、アーティストの皆さんにはとても感謝しています。


Q:今後、ZEN RYDAZでやってみたいと思うことがありましたら教えて下さい。
A:-


Q:個人的にシャウトしたいことがありましたら、教えて下さい。
A:-


Photo:Nobuhiro Fukami @ Movements Oneness Gathering 2021 & Yoshiaki Hirokawa@Kejonuma Leisure Land
Text:Kana Yoshioka





東京月桃三味線

独自の三味線音楽を創造する三味線奏者、音楽家。
2008年、日本の風土に根差した土着的な音楽を志し、東京を拠点に活動を開始する。
2012年、拠点を京都に移し、自然に寄り沿い四季折々の機微を感じながら 自給農を通じて土と向き合う生活を創作活動の基盤とする。
2013年、津軽三味線の第一人者である初代高橋竹山の高弟、高橋栄山に師事し、竹山流津軽三味線を修得。 以降、日本各地の民謡、新内、長唄など様々な古典三味線音楽に学ぶ。
先人達の魂の結晶ともいえる伝統文化や信仰を介して土着の精神文化や洗練された美意識を学び糧としながら、 自作曲を中心に国内外の様々な舞台、神社仏閣、路上、自然の中などで幅広く演奏活動を展開し、 様々な音楽家や表現者との共演共作も重ねている。

https://linktr.ee/tokyo_ghetto_shamisen

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