ZEN RYDAZ『ZEN TRAX2』
栗原徹(Toru Kurihara) Interview
▷アーティスト名
栗原徹(Toru Kurihara)



▷肩書き
DUVER LLC
CEO/Designe

▷ご自身を一言で表すとしたら……(フリースタイルで)
アンダーグラウンド・アーキビスト


Q:ZEN RYDAZの存在を知ったきっかけを教えていただけますでしょうか? またそのときにどのような印象を感じましたか?
A:僕は普段、京都のミュージックシーンにお世話になっておりまして、主に京都近郊で活動しております。京都の最も雅な先輩、SOFTのUCONさんが「ZEN RYDAZ、みてみたいわ~」と呟いていて、それで知りました(笑)。
後日、「THAT IS GOOD」から撮影の連絡がありまして「あのZEN RYDAZだ!」となりました! ムーチーさんはどこかで会ってそうだな~という人だったのですが、やはり今回が会うの初めてで、でもやはり会っても初めてな気がしませんでした!




Q:ZEN RYDAZアルバム『ZEN TRAX2』のアルバムを聴いたときの印象を教えてください。
A:10月初め、今回も空撮を担当しているホワンと、湘南から京都へ向かう長いドライブ中に聴きました。アルゼンチン出身のホワンでも何となくわかる「禅」という言葉の意味を、旅疲れからカタコト英語で説明できる自信が無かった僕は、とりあえず聴いてみようと言って『ZEN TRAX2』を聴きました……。
急に「よし行こう」と言い出したホワンは御殿場で高速を降り、新倉山浅間公演・忠霊塔に向かいました。目の前に修行級の階段が現れましたが、もくもくと登っていき、ありえないくらい綺麗な富士山を見ました。
何かを乗り越えた“BE HERE NOW”的な境地という景色こそ絶景ですね! 印象というか体験でした。




Q:「THAT IS GOOD 絶景」にて撮影されたZEN RYDAZのライヴの映像を撮影、編集されたそうですが、どのように編集をしていこうと思われましたか?
A:最近までずっとインハウスのプロダクトデザイナーをしていた後遺症から、僕は可能な限り自己主張をせず、実証やリアリティーに基づいたアウトプットを出したいと思う傾向があります。しかし、今回お話を重ねていく中で、ドキュメンタリーというキーワードが出ました。
この映像は、廃墟の遊園地で朝日がのぼる前後とその時間をただ収めた、まさにそのときの映像です。


Q:結果、「THAT IS GOOD 絶景」でのZEN RYDAZのライヴ映像は、どのような仕上がりになりましたか?
A:夜空と朝日、そして満月と、全種類のカラーがあります。
昔は超たくさんの人々が遊びに来ていた遊び場を、なんと僕らだけ貸切にしてもらって、相当遊ばさせてもらいました。
その日そこで超楽しいパーティーあったのに! いやー本当に来たらよかったのに。
その映像を今編集中です!お楽しみに!


Q:ZEN RYDAZはどのようなクルーだと感じますか? 各々のメンバーの印象を教えていただけますでしょうか?
A:素直に言えば、今回バタバタでお話する時間が全然なく、もっとお話とかできれば!って感じだったので、恐れ入りますが割愛させてください!




Q:今後、ZEN RYDAZへ期待すること、またやってみたいと思うことがありましたら教えて下さい。
A:昨今いろいろありましたけど、これが日本の今の最新のミュージックシーンです。国境関係なく届いてもらいたいと思ってます!


Q:個人的にシャウトしたいことがありましたら、教えて下さい。
A:とにかく、観てくださいね! よろしくお願いします。




〔PROFILE〕
栗原徹(Toru Kurihara)
DUVER LLC主宰 / 映像作家・デザイナー。1991年生まれ、栃木県宇都宮市出身。首都大学東京(現 / 東京都立大学)に進学、プロダクトデザインを専攻し、修士課程を修了。2017年よりパナソニック株式会社にプロダクトデザイナーとして勤務する傍ら、2019年より"犬式 INUSHIKI"のマネージャーを務める。音楽シーンとの親交を深める中で、京都のスペースジャムバンドSOFTとのライヴストリーミングイベントを機に、年間100本以上の音楽ライヴを撮影。以降、映像作家として活動を開始し、犬式再結成後初となる楽曲「山唄」のミュージックビデオを制作。2021年3月退職後、VR/AR/XRエンジニアの山田清貴と共にDUVER LLCを設立し、多様なクリエイティブ領域で活動する。

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